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2022.12.20#シェアハウス#光熱費#費用

シェアハウスの光熱費の平均と比較!使いすぎても大丈夫?

シェアハウスに住みたいと思っているけれど「光熱費って高くなるの?安くなるの?」と疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、シェアハウス、ルームシェア、1人暮らしの光熱費の平均を比較しています。

記事の後半では、シェアハウスの光熱費の払い込みパターンや、使いすぎた場合の注意点も解説しているので、シェアハウスに住むことを検討している方はぜひ参考にしてください。

シェアハウスの光熱費の平均

水道代、ガス代、電気代といった光熱費は、シェアハウス、ルームシェア、1人暮らしでどの程度違うのでしょうか。それぞれ順に平均相場を比較していきます。

まずシェアハウスの光熱費の平均としては、水道、ガス、電気、すべて含めて1.5~2万円程度となります。平均値として正確な数字は出ていませんが、複数のシェアハウスで1.5~2万円程度の「共益費」を設定しています。

共益費のなかに水道、ガス、電気すべて含まれていて、使った量にかかわらず料金は変わりません。

ルームシェアの光熱費は?

次に、ルームシェアの光熱費の平均を見ていきましょう。
総務省の家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 (勤労者世帯・2022年7~9月期 )で電気代・ガス代・他の光熱費・上下水道料を見てみると、それぞれ以下の金額となっています。

電気代:34,770円
ガス代:11,196円
他の光熱費:707円
上下水道料:15,932円
合計:62,605円

ルームシェアは複数人で部屋を共用で使う生活スタイルを指しますが、シェアハウスが家(ハウス)を共用で使うのに対し、ルームシェアは、部屋(ルーム)を共用で使います。

シェアハウスは家を共通で使うため、家の大きさによっては、居住者は数十人クラスになることもありますが、ルームシェアは2〜3人が多く、10人規模になることは珍しいです。

上記の金額を2人・3人で割ってみると、2人なら31,302円、3人なら20,868円となります。ルームシェアの方がシェアハウスよりもやや割高となるのがわかりますね。

1人暮らしの光熱費は?

最後に、1人暮らしの光熱費の平均は以下のようになります。

電気代:19,255円
ガス代:7,036円
他の光熱費:320円
上下水道費:6,304円
合計:32,915円

(参考:家計調査 家計収支編 単身世帯・2022年7~9月期)

上記の金額はあくまでも単身者世帯全体の平均であり、安く抑えている人もいるでしょう。しかし、1人暮らしの場合はシェアハウスやルームシェアと違って、1人で光熱費を負担しなければなりません。

とくにエアコンを使う夏場・冬場は電気代が高くなります。冷暖房を節約すれば負担するお金は減りますが、ストレスが溜まりやすくなりますし、近年の夏は酷暑と呼ばれるほどの気温となるため、無理に控えるのは健康にもよくありません。

1人ですべてを支払わなければならない1人暮らしよりも、光熱費が定額となっているシェアハウスの方がお得です。

シェアハウスでは共益費に光熱費が含まれていることが多い

上でも少し触れていますが、シェアハウスがルームシェアや1人暮らしよりもお得といわれるのは、共益費に光熱費が含まれるからです。共益費だけで見たときの相場としては、家賃の5%〜10%ほどで、家賃が60,000円なら3,000円〜6,000円、家賃が10万円の場合は5,000円〜10,000円となります。

ルームシェアでは、光熱費に共益費を加えた金額を折半することになります。1人暮らしでは光熱費に加えて共益費も負担しなければなりません。そもそも共益費とは、共用で使われる設備や備品に対して支払われるお金です。シェアハウスの共益費には、光熱費のほか以下の費用が含まれていることが多くなっています。

・インターネット代(Wi-Fi代)
・消耗品代(トイレットペーパー、洗剤等)
・清掃用具代
・家具家電の修理、買い替え代
・その他備品代

シェアハウスの光熱費の支払いパターン

シェアハウスの光熱費の支払いパターンは、以下の3つに分けられます。

・家賃+共益費(光熱費込み)
・家賃+共益費+光熱費(定額)
・家賃+共益費+光熱費(毎月折半)

家賃+共益費(光熱費込み)

1つ目のパターンは共益費と光熱費がセットになって家賃とともに支払う形式です。上記で例に挙げたような日用品、消耗品が光熱費とセットになるため、居住者は大幅にコストカットできます。

回線の種類にもよりますが、光回線ともなるとインターネット代は5,000円ほどかかりますし、消耗品による細々とした出費がなくなる点はメリットです。節約を気にせず生活できるのでストレスが軽減されます。

また、水道、ガス、電気の使用量を気にせず使えるので、1ヶ月の家計の計算が楽になります。家計の管理が面倒な方や、節約を気にしたくない方は、共益費と光熱費がセットになった支払いパターンがおすすめです。

一方で、水道やガスを使わない方、とくに料理(自炊)をしない方にとっては、光熱費が含まれている分、損をしているような気持ちになるかもしれません。また、家にいなければ電気、ガス、水道を使うことはないため、家にいる時間が短い方も、この支払いパターンでは無駄が多くなります。

家賃+共益費+光熱費(定額)

2つ目の支払い方法は、家賃+共益費(定額)+光熱費(定額)というパターンです。共益費と光熱費が別々で請求されるため、自分が電気、ガス、水道をどの程度使ったのかを把握しやすくなります。

定額とはいえ、使いすぎると追加料金が来る可能性があるため、節約は意識しておかなければなりません。自炊をしない方や、家にいる時間が少ない方にとっては無駄のない支払い方法です。

しかし、シェアハウスの他の住人が水道、ガス、電気を大量に使用すると、シェアハウス全体の光熱費が高くなり、定額料金が高めに改定される可能性があるため、注意が必要です。

家賃+共益費+光熱費(毎月折半)

3つ目のパターンは、家賃+共益費+居住者の数で折半した光熱費を支払う方法です。光熱費が折半になるため、水道、ガス、電気を多く使う方は得しますし、あまり使わない方にとっては損です。この格差を防ぐためには住人同士で節約を呼びかける必要があります。

また、定額プランではないので、毎月の支払い金額が変動する点には注意が必要です。エアコンを使う夏場と冬場はとくに光熱費が高くなるため、電気の使用量には気をつけなければなりません。居住者どうしのトラブルを避けるためにも、何か起こる前にシェアハウスの管理人に相談しておきましょう。

使いすぎると追加料金が発生する可能性あり

定額プランならある程度節約を気にせず水道、ガス、電気を使えます。しかし、極端に使いすぎると追加料金を請求される可能性があるため、注意が必要です。

たとえば毎月の光熱費が1万5千円にもかかわらず、1月の電気代が3万円といった跳ね上がりがあると、光熱費の請求が倍になることがあります。夏場の冷房よりも冬場の暖房は多くの電力が必要にあるため、電気代が高くなりやすいです。

追加費用の徴収方法はシェアハウスによってバラバラで、光熱費に加算される場合もあれば、リビングのような共用スペースに箱が設置されてその中にお金を入れる場合もあります。自分さえ快適ならいいといった軽はずみな気持ちが、居住者全員に迷惑をかけてしまうかもしれないので、注意しましょう。

まとめ

シェアハウスの光熱費は共益費とセットになっていることが多く、ルームシェアや1人暮らしよりも毎月の固定費を安く抑えられます。

共益費にはインターネット代や備品代も含まれるため、浮いたお金を娯楽費や食費に回せる点は大きなメリットです。家計の管理が面倒な方や、節約を気にしたくない方は、共益費と光熱費がセットになった支払いパターンがおすすめです。

また、光熱費がいくら定額だからといって、水道、ガス、電気を使い過ぎるのはマナー違反です。共同生活を送るうえで迷惑をかけないよう、気持ちよく使用しましょう。