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2023.09.01#一人暮らし#間取り

一人暮らしの間取り、おすすめはどれ?1Rから2Kまでのメリット・デメリットと注意点

初めて一人暮らしの部屋を探すとき、物件情報だけを見ても、広さのイメージが出来ず、どれくらいの広さが一人暮らしに最適なのか分からないこともあるでしょう。部屋探しが不慣れな場合は、具体的な数字を把握し基準にしたり、必要な設備や条件を整理したりすることで、優先順位が決まり、部屋を選びやすくなります。

そこで今回は、一人暮らしに向いている間取りのメリットやデメリット、部屋を選ぶときに見落としがちな注意点などを紹介します。

一人暮らしに必要な部屋の目安

理想の部屋や間取りは人によって異なるため、条件を満たせば、最適で過ごしやすい生活を実現できると言い切るのは難しいです。

まずは、一人暮らしの部屋を探すための目安を解説します。

最低限必要な居住面積は?

国土交通省が公表する資料によると、単身者の最低生活水準は25平米です。1畳を1.62平米と計算する場合、25平米は約15畳の広さであり、キッチン・居室・水回り・収納などを含む部屋全体の広さを指します。
また、快適な生活を送るには40平米が必要と示されており、畳数に換算すると約25畳です。

最適な広さはライフスタイルによって異なる

必要な広さが確保できれば、生活するのに大きな問題はありませんが、ライフスタイルが異なれば、重視するポイントや優先順位が異なるため、求める理想の部屋の広さも異なります。

また、アルバイトなど収入が不安定な学生と、安定した収入が得られる社会人では、家賃上限額も異なるため、無理のない条件のなかで、最適な部屋の広さを選ぶ必要があります。
最近では、テレワークで家に居る時間が多いため、仕事とプライベートの空間を別々にしたいと考える人もいるでしょう。自分にとってどのような部屋が最適で過ごしやすいと感じるか、具体的にしていくことが大切です。

一人暮らしに向いている間取り例

一人暮らしで部屋を借りるときは、1R、1K、1DK、1LDK、2K、いずれかの部屋を選ぶことが多いです。
ひとつずつ間取りの特徴、メリットとデメリットを紹介します。

1R

キッチンと居室に扉がなく、居室が1つの部屋で作られている最もシンプルな間取りです。一人暮らし向けの間取りのなかでは、家賃相場が安い傾向にあるのが特徴です。

メリット

全ての空間が扉で仕切られていないため、開放感あり、欲しいものがすぐ手に届き、掃除が楽な点がメリットです。また、ほかの間取りに比べ家賃が安いため、家賃を抑えたい人におすすめです。

デメリット

仕切りがない分、エアコンの効きが悪くなる点や料理などの匂いが居室全体に充満する点はデメリットです。部屋によっては、収納スペースが少ない場合やバス・トイレが一緒のユニットバスである場合が多いこともデメリットとして挙げられます。

1K

Kはキッチンを意味し、居室とキッチンの間がドアなどで仕切られてできている間取りです。一般的に、一人暮らしで選ばれることが多い、スタンダードな間取りです。

メリット

玄関を開けて、すぐのところがキッチンスペースとなっている物件が多く、部屋に料理の匂いが入る心配がありません。また、不意の訪問者があった際に、居室内が丸見えになることを防げるため安心です。

デメリット

専有面積が狭い1Kだと、仕切りがあるため圧迫感を感じることがあります。また、居室にあるエアコンが届かないため、キッチンやお風呂があるスペースは、寒暖の影響を受けやすいです。

1DK

DKはダイニングキッチンを意味し、居室とダイニングキッチンでできている間取りです。キッチンスペースは4.5畳~8畳未満であり、1Kよりも広いことが多いのが特徴です。

メリット

キッチンスペースが広くテーブルを置けば、食事をする空間とそれ以外の生活空間を分けられます。冷蔵庫や食器棚などを置き、自炊をより快適にできるでしょう。

デメリット

DKの間取りは、1980~1990年代に流行した間取りのため、築年数が古めです。また1R・1Kに比べて専有面積が大きいため、その分家賃が割高になります。

1LDK

Lはリビングを意味し、居室と8畳以上のリビング・ダイニングキッチンでできている間取りです。十分な広さがあるため、使い勝手がよいのが特徴です。

メリット

1DKよりも広さにゆとりがあるため、テーブルやソファ、大型家電なども置けます。また、友人や恋人を招きやすく、同棲や結婚しても長く住み続けられます。

デメリット

専有面積が広い、設備が充実しているなどの理由から、家賃相場が高い傾向にあります。また、空間が広い分、光熱費も高くなるため、収入に余裕がある人でないと、住み続けるのは難しいでしょう。

2K

2Kとは、居室が2つとキッチンスペースでできている間取りです。キッチンスペースの広さは物件によって異なりますが、2~4畳である傾向が多いのが特徴です。

メリット

居室が2つありますが、2DKや2LDKと比べると家賃が安く設定おり、寝室と仕事部屋やリビングと、趣味部屋など、部屋の使い方に幅ができます。

デメリット

2Kの間取りは、1940~1950年代に流行した間取りのため、築年数が古めで、和室の部屋が多い特徴があります。また、当時の暮らしに合わせているため、間取りによっては、使いにくいと感じる可能性もあります。

間取り選びの注意点

自分に合った間取りのタイプを理解したら、いよいよ本格的に部屋選びです。気に入った部屋を見つけたら、掲載している不動産会社に問い合わせ内見しましょう。内見とは、実際にその部屋を訪れて見学することを指します。

ここでは、部屋選びで見落としがちな注意点を3つ紹介します。

1DK以上であっても広いとは限らない

食事の空間と、くつろぐ生活空間を分けるために1DKを選んでも、ダイニングキッチンスペースの広さはさまざまです。そして、ダイニングキッチンスペースに置きたいと考えるものは意外にも多く、冷蔵庫やレンジ、洗濯機などです。

また、間取りによっては、収納スペースが少なく、キッチン用品や洗濯用品を収納するための棚も必要でしょう。

物を置きすぎるとテーブルを置くスペースがなかったり、置いても落ち着かない空間になってしまったりと、思い描いていたものを実現できない可能性があります。置きたいものを具体的にし、十分な広さがあるかどうかをしっかり確認することが大切です。

家電・家具を置くスペースを考慮する

広さは十分、収納スペースもあるにもかかわらず、窓やドアの位置によっては、家電や家具の配置に困ることがあります。大きな窓があり、日当たりや風通しがよい部屋だったとしても、家具で塞ぐことになってしまっては、メリットが無くなります。

部屋を選ぶ際は、持っていきたい家具家電の大きさを測って、家具の配置をイメージし、間取り図に当てはめたり、内見する際に直接確かめたりするとよいでしょう。

コンセントの位置を確認する

コンセントの位置や個数は、家具や家電の配置を考える際に重要です。とくに狭い部屋の場合や物が大きい場合は、置ける場所が限られており、家電を配置後コンセントに届かない、数が足りないといった問題が起きる可能性があります。

内見する際に忘れずにチェックし、理想の家具配置ができるか確認しましょう。

まとめ

ここまで一人暮らしに向いている間取りについて紹介しました。よりよい暮らしを実現するためには、部屋選びが重要です。そのため、同じ条件や家賃であっても、複数の物件を比較することをおすすめします。

また、初期費用を抑えたい、短期契約をしたい人は、シェアハウスに住むことも視野に入れてみましょう。シェアハウスは家具・家電が備え付けであるところが多いため、一人暮らしするために揃えるものが少なく家具配置に悩むこともありません。

またWi-Fiが完備していたり、日用品を定期的に補充するシステムがあったりと、設備が整っているため、一人暮らしでは経験できない生活ができるでしょう。

それぞれの間取りのメリット・デメリットを理解しつつ、自分のライフスタイルに合った理想的な部屋探しに役立ててみてください。